先生、うちの子、本当にやる気がないんです。どうすればいいんでしょうか【前半_無料記事】
- Lord Dear
- 1月5日
- 読了時間: 2分

「先生、うちの子、本当にやる気がないんです。どうすればいいんでしょうか」
塾の面談室で、肩を落としてそう切り出されるお母様やお父様は、実はものすごく多いんです。むしろ、これが相談内容のナンバーワンと言ってもいいかもしれません。毎日「勉強しなさい!」と怒鳴り続けるのもしんどいし、かといって放っておいたら本当に何もしない。そんな我が子の背中を見て、ため息をつかない親なんていませんよね。
でも、安心してください。そうやって絶望に近い表情で相談に来られた保護者の方が、たった3ヶ月後には、まるで別人のような晴れやかな笑顔で「先生、最近あの子、自分から机に向かうようになったんです」と報告に来てくれる。そんな光景を、私はこれまでに何度も、それこそ魔法のように見てきました。
なぜ、たった3ヶ月でそんな劇的な変化が起きるのか。そこには根性論でも魔法でもない、プロが実践する「やる気の正体」を逆手に取った確かなステップがあるんです。今回は、その3ヶ月間の舞台裏をたっぷりとお話ししますね。
1ヶ月目:「やる気」という幻想を捨てることから始まる
まず、私たちが最初にお伝えするのは、ちょっと意外な言葉かもしれません。それは「やる気なんてものは、この世に存在しません」ということです。
多くの親御さんは「やる気が出る→行動する(勉強する)」という順番を期待しています。でも、脳の仕組みはその逆なんです。「行動する→やる気が出る」という順番なんですよ。これを心理学では「作業興奮」と呼びます。
ハードルを「地面」まで下げる
最初の1ヶ月、私たちが保護者の方にお願いするのは、勉強の内容ではなく「ハードルの下げ方」です。 「今日は1時間やろうね」ではなく、「とりあえずテキストを1ページ開くだけでいいよ」と言ってもらいます。
極端な話、鉛筆を握るだけでも100点満点です。
「そんな甘いことでいいの?」と思うかもしれませんが、いいんです。大切なのは、脳に「あ、これならしんどくないかも」と錯覚させること。この1ヶ月で「勉強=死ぬほど苦しいもの」という拒絶反応を少しずつ解いていくんです。
親の「沈黙」が最大のスパイス
同時に、親御さんには「勉強しなさい」を封印してもらいます。これは正直、親御さんにとって修行のような苦しさです。でも、親に言われてやる勉強は「強制」であり、強制されている間は、子供の自発性は1ミリも育ちません。 「言わないで見守る」という親の変化を子供が察知したとき、子供の中に「あれ? 自分でやらないとやばいかも?」という小さな危機感と、それ以上の「信頼されている」という安心感が芽生え始めます。






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