高校受験生になる方法(1)スマホ時間を減らす
- Lord Dear
- 2024年1月9日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年3月13日

現在の中2、新中学3年生のみなさんには、まず正しく情報を知っていただきたいと思います。
【質問】受験勉強はいつから始めたか?
この回答については、毎年の統計から見て、ほとんどが「中3の夏」という回答になります。
ところが、もう1つ大事な質問結果をぜひ見ていだきたいと思います。
【質問】受験勉強はいつからすればよかったか?
驚くべきことに、この質問に対するトップは「中1のとき」でした。その次が「中3になるとき」です。受験生の多くが、中1から受験勉強をするべきだったと答えています。つまり、それくらいに時間がなく、スタートが遅かったことを強く後悔しているのです。
さて、受験生になるためには何が大切か、それはたくさんあります。
ただ一番最初にするべき項目として、まず勉強時間を増やすことではなく、
「スマホ時間を減らす」ことを強調したいと思います。
東北大学教授の川島隆太氏の調査によると、1日あたりスマホ時間が1時間を超えると、どんどん成績が落ちる傾向があることが分かっています。
またスマホが3時間を超えている場合には、どれほど勉強時間が長くても成績が平均以下になっているということも判明しました。つまり、スマホを使用する時間が長いのであれば、今後どれほど受験勉強を頑張っても、成績が下がってしまうという恐ろしい現実があります。
みなさんが受験生としてパフォーマンスをしっかり点数に変えたいなら、勉強時間を増やす努力よりも、減らす努力が先に必要になります。現時点でスマホが手から離せないほど中毒になっているのなら、それを減らすだけで成績が上がるということでもあります。
スマホを1時間未満に減らすことには、いくつかの段階が必要です。
① 自分の使用時間を確認する
実際のところ、何にどれくらいの時間やデータ量を使っているのか、分かっている方はほとんどいません。iphoneはスクリーンタイム、androidはDigital Wellbeingと保護者による使用制限という項目から確認ができます。アプリごとの内訳や時間の詳細も確認できるでしょう。学生の多くはSNSの使用時間か、ゲーム、youtubeが多いものと思われます。
② 保護者あるいは生徒で共有し、作戦を
このスマホ時間が多い場合に減らすことは容易ではありません。また精神的にも、大きなストレスがかかります。それを前提として、強制的ではないかたちで保護者と生徒の間で協力しながら、外からの制限をかける必要があります。
方法としては、物理的に渡して保護者に預かってもらう、ロッキングコンテナでスマホ機種ごと封印する、データ容量制限で物理的に使用停止の上限を決めるなどがあります。
受験生自身でできることとしては、アプリを消す、アプリの通知をすべて消す、SNSアカウントを減らす、SNSの使用を1つにしぼるなどがあります。いずれにしても、確認を面倒くさくすることがコツです。
保護者の方は上記のことをふまえ、小さな報酬を上げても良いでしょう。たとえば、スマホ1時間未満を30日達成したらお小遣いが1000円増え、逆なら1000円減るというかたちなど、できるだけこのストレスを軽減できるようゲーム性をもたせることもできます。
③ レコメンド機能との付き合い
どうしても上記のことが耐えられないという受験生も少なくないと思います。少なくともSNSにおいてみなさんを苦しめているのはレコメンド機能(おすすめ)です。たえずみなさんの好き嫌いがプログラムで判別され、最適なコンテンツがすぐに近くに出てくるように表示される機能です。youtubeなどでもこれらはすべて設定で消すことができます。
これもどうしても耐えられない、という最終手段があります。
それはレコメンド機能を逆に利用し、受験関係の勉強動画をフォローしていったり、チャンネル登録し、強制的に勉強内容が入り込むように埋め込んでいくということです。これによって、意識を少しずつ学習の方向へ寄せていくことができるでしょう。
今回、受験生としてスタートする、受験生になる方法の第一項目は、スマホを減らすということになります。なかなかこれが大変、と感じる生徒も多いと思いますが、みなさんの努力が報われるためにも、ぜひ大切にしてほしいと思います!
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