小中学生の「勉強・部活・宿題」が変わる!タイプ別コーチング術 その1
- 8月12日
- 読了時間: 5分
「テストの点数を言っても響かない」「宿題のやり方で毎日喧嘩になる」——小学生・中学生のお子さんを持つ保護者の方からよくいただくお悩みです。
小・中学生期は、学校のテスト、部活動、習い事、検定など「成果」や「努力」を求められる機会が一気に増えます。しかし、親の励まし方がお子さんの思考タイプ(プロセス型・結果型・こだわり型)に合っていないと、やる気どころか反発を生む原因に。
お子様がどのタイプなのかは、できるだけ小学校のはじめから、学校のテスト、ゲーム、運動会、習い事など、あらゆる場面を思い出していただき、どのパターンに一番はまっているかをまず確認の上、それぞれをご参考にしてください。
今がだらけているように見えても、すべてのシーンでそうであることは稀です。それがゲームであっても、熱中し没頭できるなら、それも一つの資質と言えます。どのようなゲームを好んでいて、またどういったところを好んでいるかでパターンは予測できます。
そして、保護者のみなさまがどれであるかを必ず自己分析してください。
今回は、小中学生のリアルな生活シーン(テスト勉強・宿題・部活)に当てはめて、タイプ別の向き合い方とコーチング法を解説します。
1. プロセス型(成長・積み重ね重視タイプ)
「頑張っている自分」や「以前よりできるようになる感覚」がエネルギー源になるタイプです。結果型思考の保護者の方は、向き合い方に注意が必要です。口頭では責めていないようでも、普段からその努力を否定的に見がちであり、前向きな声かけの頻度が少なくなりがちです。
小中学生あるある:
毎日コツコツ宿題やワークを進めるのは得意。
「100点取れなかったら意味がない」と言われると一気にやる気をなくす。
中学生の定期テストでは、結果の順位より「計画通りにワークを終わらせられたか」に意識が向く。
響く言葉(○):
「毎日30分、休まず机に向かったのが本当にえらい!」
「前は解けなかった二次方程式、自力で解けるようになったね」
「結果は惜しかったけど、先月より暗記のスピード確実に上がってるよ」
避けたい言葉(×):
「で、結局テストは何点だったの?」
「いくら頑張っても、点数が取れなきゃ意味ないよ」
小中学生へのコーチング術:
「過去の本人との比較(ビフォーアフター)」を提示してあげましょう。「先週の宿題ノート」と「今のノート」を見比べて「ここができるようになったね」と可視化してあげると、次の勉強への意欲が一気に高まります。
2. 結果型(目標達成・勝利重視タイプ)
点数、順位、勝ち負けなど、「目に見える成果」に最も燃えるタイプです。プロセス型の保護者の方からはやり方が雑に見え、いらいらすることがあります。「でも・・・」が口ぐせになっている場合は注意しましょう。お子様の成果への承認はおおげさに、言い切ることが重要です。たとえば、「テストはすごい良い点だけど、字はきれいに書かないとダメよ」といった伝え方は、認められていないと感じることがあります。
小中学生あるある:
小学校のテストで100点を取ると大喜びするが、点数が悪いと隠したがる。
中学生になると「学年〇位以内」「ライバルの〇〇君に勝つ」といった目標があると一気に集中力を発揮。
「結果はどうあれ楽しめばいい」と言われると「勝たなきゃ意味ない」と反発する。
響く言葉(○):
「学年10位以内達成!有言実行で本当にかっこいい!」
「目標にしてた検定合格だね、よく勝ち取った!」
「次のテスト、〇〇点目指すにはどこを攻める?」
避けたい言葉(×):
「点数は気にしないで、楽しくやろうよ」
「もっと地道にやりなさい」
小中学生へのコーチング術:
「具体的数字の目標設定」を親子で一緒に行うのが一番効きます。「次の定期テストで合計何点を目指すか」「そのためにワークを何周するか」を数値化しましょう。テストで失敗した際も、慰めるより「どこで落としたか」をゲームの反省会のようにクールに分析する方が次に切り替えられます。
3. こだわり型(探究・自分流重視タイプ)
自分の「好き」「気になる」や、自分なりのやり方・美学を一番大切にするタイプです。プロセス型や結果型の保護者のいずれからも効率が悪いように見えることが多く、ついやり方を否定してしまうので、喧嘩になることも多いのではないでしょうか。 こだわり型にはそれを否定するような「説得」は通用せず、モチベーション低下を招きます。成長とともに対話を大切にし、こだわりの延長戦上で突破する方法を考えてあげましょう。「みんながそのようにやっているのだから、同じようにするべき」「当たり前」「お姉ちゃんを見習いなさい」といった声かけが最も危険なので、注意しましょう。
小中学生あるある:
自主学習ノートのまとめ方やイラストに1時間かける(小学生)。
歴史の教科書に載っていないマニアックな裏話ばかり調べる(中学生)。
決められた解き方や「みんなと同じ勉強法」を押し付けられると猛烈に嫌がる。
響く言葉(○):
「このまとめ方、見やすくてセンスあるね!」
「教科書に書いてないところまで調べててすごい!教えて?」
「自分なりのやり方で解き明かしたのが面白いね」
避けたい言葉(×):
「ノートの見た目なんてどうでもいいから早く終わりなさい」
「みんなと同じやり方で解きなさい」
小中学生へのコーチング術:
親は「指導者」ではなく「研究発表の聞き手」になりましょう。「どうしてこの解き方にしたの?」と興味を持って質問すると、誇らしげに解説してくれます。スケジュール管理が苦手で時間を忘れがちなので、「18時までは自分のこだわりノート作成、その後20分だけワーク」と時間の枠だけを親がガードするのがポイントです。
小中学生の日常シーン別・対応アプローチ早見表
シーン | プロセス型への声かけ | 結果型への声かけ | こだわり型への声かけ |
毎日の宿題 | 「今日で連続〇日目!継続力がついてきたね」 | 「サクッと終わらせて目標時間クリアしよう!」 | 「丁寧な文字だね!今日のこだわりポイントは?」 |
テスト返却時 | 「準備期間中、諦めずに解き直してた成果が出たね」 | 「目標点届いたね!/次〇点取るための作戦立てよう」 | 「この難しい問4を自力で解き明かしたのはすごい」 |
部活・習い事 | 「フォームが先月よりすごく綺麗になってるよ」 | 「レギュラー(大会出場)掴み取ったね!」 | 「〇〇ちゃんらしいプレイの工夫が伝わってきた」 |




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