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生徒自身に決めさせることで、成績が上がる?

更新日:6月27日



 学習塾グレースガーデンでは、自立学習コースがスタートしました。



生徒自身に決めさせることで、成績が上がる?


~「自律的な学び」の科学的な効果について~


■「やらされる学び」と「自分で選ぶ学び」の違い


 私たち大人でも、「誰かに命令されてやること」と「自分でやろうと決めたこと」では、意欲や集中力がまったく違います。それはお子さまにとっても同じです。


 近年の心理学・教育学の研究では、生徒が「自分で決めて学ぶ」経験を重ねることが、成績向上や学習習慣の定着に効果的であることがわかってきました。


■ 科学的な根拠:自己決定理論と成績の関係


 教育心理学の分野では、「自己決定理論(Self-Determination Theory)」という理論があります。これは、子どもが「自分の意思で選んでいる」と感じるとき、学習への動機づけが高まり、理解や記憶がより深くなることを示したものです。

 また、自分の学習状況を把握し、計画や修正をする力=メタ認知能力も、成績との強い関係が確認されています。これは、自分で考え、自分で選ぶ経験によって鍛えられます。


■ だからこそ、「まかせる+支える」の両立が大切


 ただし、何でもかんでも生徒まかせにしてしまうのは逆効果です。判断力や学習の土台がまだ未成熟な段階での「放任」は、学びを止めてしまうこともあります。

そこで、私たちが大切にしているのは、

  • 選択の自由を与えること

  • 迷ったときに導ける環境があること

  • 「やらされ感」ではなく「納得感」を持たせること

この3つを軸に、「自立型の学び」を支えていきます。


■ たとえば、こんな指導スタイルです


  • 「今日はこれをやりなさい」ではなく、 👉「この3つの中から、どれに取り組む?」という声かけ

  • 「次の目標を先生が決める」ではなく、 👉「自分で次の目標を立ててみよう」と促す

  • 「できたかどうかは先生が評価」ではなく、 👉「自分で振り返って、どこができたかを確認する」習慣


■ 最後に:成績アップのカギは「納得して続ける力」

 成績とは、「本人の理解・努力 × 継続の仕組み」の掛け算です。その「継続」に最も必要なのが、本人が納得して学ぶこと。だからこそ、私たちは「自立型」の学びを大切にしています。


 「自分で選び、自分で学ぶ」――その経験こそが、将来の学力と自信につながっていくと、私たちは確信しています。

 
 
 

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